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味へのこだわり

「寄島」(よりしま)には、毎年冬になると食通の通う「かき小屋」が立ち並びます。 いかだで育ったかきを、かき小屋の漁船「海真丸」で水揚げします。殻についた苔や汚れを落とされたかきは、一週間ほど海に戻されます。この間に、かきは豊富な海の栄養を取り込んで、身が太るのです。そうして、もう一度水揚げされたかきを一つ一つ丁寧に剥いていきます。風味が良くクリーミーで濃厚な味わいで、他の地域の牡蠣と違い、殻が薄く身がぎっしり詰まっており、火を通してもあまり小さくならないのが特徴です。 寄島の海域に牡蠣養殖の好条件が揃っており、特に牡蠣の餌となるプランクトンが多く、他の地域に比べ2~3倍以上生息しています。高梁川からの栄養分が豊富な上、潮の干満差が大きく、水代わりが良いため、良質の牡蠣が1年で育ちます。

イイダコは、産卵期の冬から春にかけては、メスの胴部分にはぎっしりと飯粒のような卵が詰まってきます。そのことから「飯蛸(いいだこ)」と呼ばれるようになったそうです。新鮮なものは、足の付け根に金色の輪模様が入っています。関西では人気の食材ですが、特に瀬戸内産のものは、身が柔らかく風味が良いとして、高値で取引されています。近年では、水揚げ量が減っていて、5年前の10分の1にまで減ってしまい、高級食材となりつつあります。 まからずやでは、寄島漁港で水揚げされたばかりの新鮮な「イイダコ」を丁寧に下処理して滑りを取り、「漁港のたこめし」として調理しています。

硬い甲羅が胴(頭に見える部分)の中にあるイカのことを「甲イカ」と呼びます。 その甲の先端にトゲのようなものがあることから「ハリイカ」という名前になったそうです。岡山県産の「ハリイカ」は、肉厚の身は甘味があって柔らかく、風味が良いことで知られています。近年は水揚げ量が減ってきて、高級食材となりつつあります。寄島漁港で水揚げされたばかりの「ハリイカ」を、甲とスミを除いて下処理したのちに、「漁港のいかめし」として、贅沢にたっぷり使って炊き込みました。

米はもちろん、調味料も岡山県産にこだわりました。 ・米は五ツ星お米マイスターが厳選した「岡山県産コシヒカリ」 ・酒は、数々の受賞歴のある寄島の地酒「嘉美心酒造の清酒」 ・醤油は、塩分控えめで甘口で魚料理に相性抜群、寄島漁港生まれの「マルツ醤油」 人参・ごぼう・油あげなども、全て岡山県産のものを使用しています。かき、イイダコ、ハリイカは、それぞれ別鍋でふっくらと味を含ませるようにじっくりと煮込みます。その他の具材とコシヒカリは釜で炊き上げます。素材の味を引き立てる味の組み合わせを、幾度となく試して出来上がった黄金比の美味しさを追求したのが「漁港の釜飯シリーズ」です。ぜひ、ご賞味くださいませ。